東海道新幹線と山陽新幹線、2021年3月〜4月の臨時列車の運転有無で対応に差が出ました。
JR東海は2月12日(金)の報道発表において、新型コロナウイルスの影響により東海道新幹線は3月中の臨時列車の運転をすべて取り止め、定期列車のみ運行すると告知していました。しかし、現在の社会情勢やその後の予約状況等を踏まえ、3月25日(木)〜3月31日(水)に「のぞみ」号の臨時列車を119本運転することを決定しました。
また、4月については臨時列車の指定席発売を見合わせていましたが、4月1日(木)〜4月27日(土)に臨時「のぞみ」号を124本運転するとしています。臨時列車の指定席は、3月13日(土)からインターネット予約「スマートEX」「エクスプレス予約」や、全国のJR駅等で発売されます(発売開始は乗車日の1か月前10時)。
3月25日(木)〜4月27日(火)の期間中、東海道新幹線の1日あたりの平均運転本数は317本となります。JR東海によると、ゴールデンウィーク期間となる4月28日(水)〜4月30日(金)については、今後の状況を踏まえて臨時列車を運転するとしています。
一方でJR西日本は、指定席の発売を見合わせている山陽新幹線の臨時列車について、発表済みの3月中の運転取り止めに続き、4月についてもすべての臨時列車の運転を取り止めることを決定しました。新型コロナウイルス感染症による利用状況を踏まえての対応と説明しています。
運転を取り止めるのは、ゴールデンウィーク前半を含む4月1日(木)〜4月30日(金)に運転を計画していた、東京駅〜広島駅・博多駅間の臨時「のぞみ」号124本です。
これにより、山陽新幹線の4月中の1日あたりの運転本数は、計画されていた259本から255本に減少します。コロナ禍の影響を受けない前々年比で93%の本数となります。JR西日本によると、今後利用が回復した際には臨時列車の追加運転を行うことを検討するとしています。
両社とも、5月以降の運転計画については、決まり次第告知するとしています。